司法書士実務

登記実務

戸籍に宿るファミリーヒストリー

戸籍についてのお話も3回目ですが、それだけ戸籍も奥が深く、毎日のように見ているとなかなか興味深い記載が出てきます。実際に遭遇したケースをご紹介します。 天保生まれの被相続人 私が遭遇した一番古い戸籍はこちらです。 戸主の甚蔵さんはなんと天保...
50sのリアル

一年目司法書士のリアル

夏は暑すぎてなかなか庭の手入れもできませんでしたが、やっと気持ちよくガーデニングができる気候になりました。秋晴れの日の日中は柔らかい日差しがとても過ごしやすくて、庭に出るのが楽しいです。今年は一年草の種まきにチャレンジしてみました。ニゲラか...
登記実務

見落としがちな相続物件

11月に入ってやっと秋らしい気候になってきましたね。写真は昨年のこの時期に撮った立教大学のキャンパスです。紅葉と趣ある煉瓦造りの建物のコラボがとても素敵な光景でした。 さて、今回は「相続物件の特定」をテーマにしてみます。 司法書士の受験中も...
登記実務

戸籍を読み解くにはコツがいる

さて、手元に戸籍が揃ったとして、それらが繋がっているかどうかをチェックする必要があります。 私が勤務を始めて、最初にぶつかったのがこの壁です。なかなか戸籍を読むことができなくて、何度も先輩方に教わりながら学んでいきました。一人で読めるように...
登記実務

まずは戸籍を取得するところから

具体的な相続手続きは戸籍を取得し、家族関係を読み解いていくところから始まります。 法改正により便利になった戸籍の収集(広域交付制度) 銀行口座の手続きや不動産の相続登記をするにあたり、「被相続人(亡くなった方)の出生〜死亡までの戸籍謄本を集...
司法書士のリアル

透けて見える人生

実務的で堅苦しい内容が続いたので、少し日常的なエピソードを綴ってみます。 司法書士として勤務を始めて10ヶ月が経とうとしています。 ありがたいことに、初めから相続の分野に携わらせてただいており、受任した件数は月平均で約7、8件、電話のお問い...
登記実務

相続人を確定させる難しさ

相続手続きは、まず相続人を確定させるところから始まります。 相続人の範囲 死亡した人の配偶者は常に相続人となり、配偶者以外の人は、次の順序で配偶者と一緒に相続人になります。 【第1順位】 死亡した人の子供 その子供が既に死亡しているときは、...
相続

ご家族が亡くなられたらやるべきこと

いざ、相続が始まる場面を想像してみましょう。 大切なご家族を失った悲しみに暮れる間もなく、各種手続きが大変で・・という話はよく耳にします。また、遠方にお住まいの場合や、平日に役所へ出向くことができないなど、なかなか思うように進まないケースも...
登記実務

相続登記義務化の罰則はいつから?

相続登記が義務化されたことは、ご存知の方も多くいらっしゃいます。義務化に伴い、お問い合わせも多くいただくようになりました。 法務局HP 概要は下記のとおりです。 相続(遺言も含みます。)によって不動産を取得した相続人は、その所有権の取得を知...
登記実務

相続登記義務化はSDGsにつながる

これからの司法書士が担うべき業務の一つとして、「相続登記義務化」に伴う相続登記があります。 ご存知の方も多いと思いますが、令和6年4月1日から相続登記の申請義務化がスタートしました。CMも流れ、TV番組でも特集を組んだりされているので、世間...