登記実務

登記実務

婚姻20年のプレゼント 配偶者贈与を知っておこう

贈与税に関する特例で忘れてはいけないのが、贈与税の配偶者控除です。 婚姻期間が20年以上の夫婦の間で、居住用不動産または居住用不動産を取得するための金銭の贈与が行われた場合、贈与税の申告をすることにより基礎控除額110万円のほかに最高2,0...
登記実務

生前贈与の基本知識

自分の財産を他者に引き継ぐ方法には、大きく分けて「相続」と「生前贈与」があります。生きているうちに財産を引き継ぐ生前贈与も有効な相続対策の一つです。ただし、生前贈与の仕方によっては贈与税や相続税の課税対象になるなど注意点もあり、どのように贈...
登記実務

相続に関する登録免許税

気がつけばもう師走半ばですね。先日、認定司法書士としての認定証が送られてきました。これを携えて、正式に司法書士として登録をすることになります。(これは私の勤務する事務所の方針であり、認定司法書士でなくても司法書士登録することは可能です。)よ...
登記実務

被相続人の同一性を証することの難しさ

勤務開始から間もなく1年が経とうとしています。 気を揉んだ認定考査もなんとか合格することができ、無事に認定司法書士として登録することができそうです。(簡易裁判所での訴訟代理人業務や支払督促手続きなどをできる司法書士を認定司法書士といい、認定...
登記実務

海外居住者がいる場合の遺産分割

ご相談に来られる方で案外多いのが、相続人が海外に在住されているケースです。海外、と聞くと尻込みしてしまいそうですが、理解すればさほど難しい手続きではありません。ただ、ケースごとに異なりますので注意が必要です。 日本国籍あり、の場合 印鑑証明...
登記実務

遺産分割協議とは何を決めるの?

さて、今回は遺産分割協議とは何かについてのお話になります。 場面としては、被相続人が亡くなって相続が発生した場合、かつ遺言書が残されていなかった場合、となります。 相続が発生すると、何もしなければ法定相続といって、民法で決められている相続割...
登記実務

戸籍に宿るファミリーヒストリー

戸籍についてのお話も3回目ですが、それだけ戸籍も奥が深く、毎日のように見ているとなかなか興味深い記載が出てきます。実際に遭遇したケースをご紹介します。 天保生まれの被相続人 私が遭遇した一番古い戸籍はこちらです。 戸主の甚蔵さんはなんと天保...
登記実務

見落としがちな相続物件

11月に入ってやっと秋らしい気候になってきましたね。写真は昨年のこの時期に撮った立教大学のキャンパスです。紅葉と趣ある煉瓦造りの建物のコラボがとても素敵な光景でした。 さて、今回は「相続物件の特定」をテーマにしてみます。 司法書士の受験中も...
登記実務

戸籍を読み解くにはコツがいる

さて、手元に戸籍が揃ったとして、それらが繋がっているかどうかをチェックする必要があります。 私が勤務を始めて、最初にぶつかったのがこの壁です。なかなか戸籍を読むことができなくて、何度も先輩方に教わりながら学んでいきました。一人で読めるように...
登記実務

まずは戸籍を取得するところから

具体的な相続手続きは戸籍を取得し、家族関係を読み解いていくところから始まります。 法改正により便利になった戸籍の収集(広域交付制度) 銀行口座の手続きや不動産の相続登記をするにあたり、「被相続人(亡くなった方)の出生〜死亡までの戸籍謄本を集...