自己紹介

50sのリアル

まずは簡単に自己紹介。

私は東京郊外に住む普通の主婦です。齢ちょうど50。団塊ジュニア世代ですね。

大学卒業後、バブル崩壊後の就職氷河期ど真ん中で就職活動をし、銀行の住宅ローン事務を担当しました。まだ、女性がキャリアを築くには環境が整っていなかった時代。子育てをしながら働く女性は数えるほどで、そこに長くは居られないことを早くも感じたとき、『司法書士』を初めて意識した気がします。

家事、子育てに全力を尽くした30代。

とはいえ、20代半ばから30代は2人の子育てを最優先していたので、資格の勉強からは遥か遠ざかっていました。

当時住んでいた古い家をDIYしたり、子どもの服を手作りしたり、インテリア雑貨好きが高じてママ友と子連れで買い物ツアーに出かけたり、手作りのおかずを持ち寄っておうちランチを楽しんだり・・ときどき幼稚園のママたちと企画した手作り小物のフリマ“1day shop”も楽しい思い出です。

主婦でも社会の役に立てる実感を持てた40代。

子どもたちが小学生になり、少し時間が空いたころ、自宅からほど近い不動産会社でパートを始めました。学生時代に取得した宅建の資格が初めて役に立ち、約8年営業事務に携わりました。若い世代のお客さまが多く、生活目線で住まい選びのお手伝いができたことは、何より嬉しい経験でした。主婦でも誰かの役に立てる、という大きな自信を得ることができました。

50代突入。自分と向き合うセカンドライフの始まり。

司法書士試験の勉強を始めたのは、2020年。コロナ禍で働き方が変化したのと、子育てが一段落した時期が重なり、迷いはありませんでした。とはいえ働きながらでしたので、時間の確保が難しく、初めの2年は合格から程遠い結果でした。それでも、学ぶことで理解が深まる楽しさと、空いた時間に夢中になれる充実感で、諦めようと思ったことはありません。

3年目は思い切って会社を辞め、朝から晩までひたすら勉強に専念する日々でした。ひたすら教材を繰り返し、知識の欠けを緻密に埋めていくことでアウトプットの精度が高まり、何とか合格することができましたが、気づけば40代ギリギリでの合格でした。

これからの10年で何ができるのか。

今までの人生で積み重ねた“普通”の経験しかないけれど、少し余裕のある時間の中で、誰かの心に寄り添うことはできるのではないか。

人生の折り返し地点を過ぎ、気力、体力ともに衰えを感じる日々ですが、ありのままに正直に、50代のリアルもお届けできたら、と思っています。

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