子育てからの卒業

50sのリアル

こんにちは。この週末は陽光が穏やかで、久しぶりにほっとしています。が、週明けから再び大寒波が到来するとの予報で、冬を越すのもあとひと踏ん張り。そんなに簡単に春は来てくれません。

受験シーズン真っ只中ですね。今年は特に、周りに受験生の多いこと。親戚の甥っ子、ご近所さん、職場の同僚のお子さん、子どもの同級生、中学受験から大学受験まで悲喜交々です。当の本人より親御さんの方が何倍も気を揉むものですよね。自分が受験生のときの方がよっぽど気楽だった気がします。

義母が高知に住んでおり、この時期になると毎年段ボールで文旦を送ってくれます。それを、主に受験生のいる知人家庭にこっそりお裾分けしに行くのが私の勝手な恒例となっています。いい結果を報告してくれたときには、我がことのように嬉しくなります。目標に向かってひたむきに努力する姿は無条件に感動的ですよね。実際、子どもたちの頑張る姿が、私も司法書士を目指そうと思えた大きなきっかけでもあります。

我が家の春は、上の子が大学を卒業し社会人、下の子が高校を卒業し大学生、となります。高校3年生の下の子は、学校の休みを利用して車の免許まで取ってしまいました。ということは、ですよ。私も子育てから晴れて卒業なんです。

上の子の学費がかからなくなったことで生活資金に余裕が出て、先日住宅ローンを完済することができました。幸い、主人も私も元気に仕事ができているので、今が一番お金も時間も好きなことに使えるときかもしれません。

年に2回くらい家族旅行して贅沢なホテルに泊まりたい。自分が乗りたいと思える車が欲しい。将来は海の見えるマンションに住んでみたい。

まずは、月1回行ったことのないお店で美味しい食事を楽しむところから始めようかな。週末にふらっと海外だって行けるかもしれない。

今の世の中、自分のためにお金を使うことに慣れていない人が多い気がします。将来の不安感から貯めておくことになんとなく安心するんですよね。相続、遺言のご相談に来られる方も、皆さんご自分のことよりお子さまや残されたご家族のことを心配される方ばかりです。でも、遺すことばかり考えないでご自身の幸せのために使ってください、と声を大にして言いたくなります。

もちろん、来るべき老後をある程度見据えた方がいいでしょうが、まずは頑張ってきた自分を労い、幸福感を上げていくために何をしたいか考えてみたいです。

子どもが巣立ってしまって空の巣症候群ばかりが残ってしまっては寂しいですからね。50代にも春はやってきます!

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