つい先日の1月23日、無事に司法書士登録の連絡がありました。この日を境に、私の職業は「補助者」→「司法書士」になりました。その証として会員証が事務所に郵送されてきたので、補助者証は所属の書士会に返却することになります。
その数時間後・・中居くんの電撃引退のニュースが飛び込んできました。(ここから司法書士とは全く関係のない話題になります、すみません)色々な意味で1月23日は忘れられない日となりました。
私はSMAPと完全に同世代、彼らがアイドルグループになりたての頃からいつも身近にあった存在なわけで、とくにファンということでもないですが、テレビでは当たり前によく見ていました。そんな彼らが、それぞれの道を選択し、人生の節目を迎えていくなかで、まさかこんな幕引きを目の当たりにするとは思っていなかったです。
話は変わりますが、時を同じくして、高校3年生の息子のお弁当作りがとうとう最後を迎えました。上の娘が幼稚園に入園してから足かけ16年、ほぼ毎日やり続けてきたことが終わったと思うと、なんだか感慨深いものがあります。大したお弁当ではなかったけれど、その時どきの旬のものを入れようとか、苦手なものも工夫して入れてみようとか、案の定喜んで食べてくれたとか、やっぱりバレて残したなとか、小さな一喜一憂の積み重ねでした。地味に辛いけれどモチベーションにもなって、生活の”ハリ”になっていたなと感じます。
思えば、今まで仕事をするにしても外出するにしても、必ず意識のどこかに子どもの存在がありました。早く帰って晩ごはん作らなくちゃ、冷蔵庫に何の食材があったかな、あれを買い足して今日の献立はこれにしよう、明日もお弁当があるから副菜にこれを作って・・とか毎日考えていた気がします。どこのお母さんもそうですよね。
そういう毎日を長年続けてくると、例えば仕事帰りにふらっとどこかへ立ち寄って好きなものを食べて帰るとかあり得ない、考えられない、となるわけです。そして、そういうことを当たり前にやってくる旦那に対して大きなズレを感じて、怒りに変わることもしばしばです笑
でも、これからはふらっと自由に帰宅することも許されるわけです。私にとっては価値観が180度くらい変わる大きなことです。子育てが終わるってそういうことなんだ、と。物事には始まりがあれば必ず終わりがあります。
週末、早速仕事帰りに美容院に行って、おしゃれ居酒屋で晩ごはんを食べました。記念すべき初めての”おひとりさま晩ごはん”は、旬のお刺身と十割蕎麦と九条ネギたっぷりのだし巻き卵。カウンターの目の前で若い女性スタッフが一生懸命作ってくれただし巻き卵、とっても美味しかったです。
今まで”子どものために”、”家族のために”、良かれと思ってやってきたことも、いつまでも続かないし、結局良かったのかも分からない。
少しギアを下げて、自分のために時間を使おう。
あともう1つ。野菜の水耕栽培を始めました。レタスとかブロッコリースプラウトとか小ネギとか、簡単なもの。自分のお弁当用に飾り程度にあればいいかな、と思ったからです。小さな種から芽が出てくる姿はかわいいし、成長を眺めているだけで癒されます。収穫できる日が待ち遠しいです。
正直戸惑いもありますが、人生の次のステージに行けたわけですから、違う価値観にたくさん出会えることを楽しみにしたいと思っています。50代、老け込むにはまだまだ早いです。